賢学の業績

京都に戻ってきました。

Amazonから、下記の書籍が届いていました。

Manu's Code of Law: A Critical Edition and Translation of the Manava-Dharmasastra (South Asia Research)

Manu's Code of Law: A Critical Edition and Translation of the Manava-Dharmasastra (South Asia Research)

この書籍は、最新の『マヌ法典』校定本です。値段もさることながら、本の分厚さも凄い。なんと1131頁もありました。私自身、『マヌ法典』は教養程度に読んだことがあるくらいで、今後も、校定本を駆使してガシガシと読むことはないと思います。しかし、このようなマイナー領域の書籍は、絶版になると復刊することがまず有りませんので、少しでも気になったならば、購入できる時に購入しておくことが必要です。

それにしても、賢学による大きな仕事を見ると、自分が叱咤激励されている気分になります。なにせ、賢学と呼ばれるような人々は、基本的に忙しいわけです。そういった忙しさの中でも、自分の研究を押し進めるエネルギーには頭が下がります。私自身、まだ駆け出したばかりの研究者ですから、今の時点で亀の歩みのような研究では話にならないのだと思います。研究の精度を上げながら、研究を押し進めるスピードも身につけなければならないと思った次第。